2016.01.25
今後の介護施設における課題について
社内で高齢者施設に関する勉強会が開催されました。
テーマは、「今後の介護施設における入浴問題・重度化対策による安定運営について」
高齢化社会が進む日本。2025年頃までには、団塊の世代が後期高齢者(75歳以上)に達する事により、介護・医療費等社会保障費の急増が懸念されています。
そんな中、昨年6月に厚生労働省より2025年に向けた介護人材にかかる需給推移(確定値)が 発表されており、
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介護人材の需要見込み(2025年度) : 253.0万人
現状推移シナリオによる介護人材の供給見込み(2025年度) : 215.2万人
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需要と供給に37.7万人ものギャップが生じています。
介護労働者を増加させるためには、労働条件等の悩み、不安、不満等を緩和する必要があるのではないでしょうか。
(財)介護労働安定センターが発表している「平成22年度介護労働実態調査」によると、身体的負担が大きい、腰痛や体力に不安があるという回答が多数あげられています。
もちろん、これだけが悩みや不安ではないですが、腰痛は適切な介護スペースや設備を設けることで少しは楽になるのではないでしょうか。
腰に負担がかかるため適切なスペースを確保する、入居者それぞれに必要な補助に対応できるよう可変性のある設備の導入を提案するなど
入居者の安全はもちろん、介護しやすい施設の設計が必要だと考えさせられました。
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株式会社アミー建築事務所
TEL:06-6271-2883
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