2016.06.21
「医療的有料老人ホーム」
「医療的有料老人ホーム」がオープンしました。
聞きなれない「医療的有料老人ホーム」とは、どのような老人ホームなのでしょうか。
大きな特徴は、施設内に日中、医師が常駐しています。また、看護師は365日24時間常駐しています。
これにより、次のような医療ケアにも24時間対応することができます。
・気管切開 ・ターミナルケア ・喀痰吸引 ・インスリン療法
・人工透析 ・人工肛門 ・在宅酸素 ・筋萎縮性側索硬化症(ALS)
・心臓ペースメーカー ・中心静脈栄養(IVH) ・経管栄養(鼻腔経管)
・経管栄養(胃ろう) ・褥瘡(床ずれ) ・留置カテーテル(尿バルーン)
病院に受入れていただけない、末期がんの方への痛み止め(薬)の投与もおこないます。
また、定期的に精神科医が老人ホームへ往診をして認知症への治療対応をおこなっています。
このように、「医療的有料老人ホーム」では病院や診療所ではなく、老人ホーム内において
診察および治療を受けることができるので、入居者やご家族にご安心していただけます。
また、入居者のご家族の看護や介護の手間、そしてご心配、ご不安が軽減されます。
食事は、多くの老人ホームで採用されているクックチルド方式ではなく、
厨房で専任スタッフが調理をおこなっています。管理栄養士が各入居者に合わせた
栄養管理やカロリー、塩分制限を考えた献立を作成しています。また食材の大きさも
入居者の状況に応じて、細かくしたものや、ペースト状にしたものと多様に対応しています。
病院のように、MRIやCTなどの医療設備はありませんが、
「医療的有料老人ホーム」とは、入居者全員が医療的ケアの提供を
365日24時間いつでも受けることができる老人ホームです。
今年の12月に2棟目が、そして来年の春に3棟目がオープンする予定です。
今後、この新しいビジネスモデルの「医療的有料老人ホーム」に注目です。