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ブログ

2016.08.25

産後ケア施設の見学に行きました

 先日、お得意様の東海医療ホールディ
ングス様のお誘いで産後ケア施設の見学
に韓国に行ってきました。いきなり本場
韓国の施設を見学すると戸惑いもあろう
かと思い、まず大阪の施設を見学させて
いただきました。
 大阪の施設ではベテランのスタッフ
(経験豊富な助産師)が入所されている
お母さんのお世話をされておられました。
 韓国では慣習があり、子供を身ごもり
10カ月苦労をしたお母さんの慰労のた
めのものだそうです。そのために、出産
前にご夫婦で施設を見てまわられ出産後にどこに入るかを検討されるそうで
す。施設では産後のお母さんの体調管理のための体操や機械を使っての管理や中には足湯があったり、岩盤浴ができる施設もありました。お母さが入所中は面会できるのはご主人だけという徹底したところもありました。
 日本では核家族化や高齢化の影響で子育てを一人で悩んでいるお母さんが少なくないと思いますが、そういう1年生お母さんがはいるところ。あくまでも、個人的な感想ですが日本のそれは「駆け込み寺」的な位置づけ、韓国は「ホテル」のようにお母さんをもてなすところ。という感じでした。
 日本では、出産の面倒は病院でみてもらえますが、育児については各家庭でということですが、昔のように出産後は親もとへ帰り、体をならしたり、お爺ちゃんお婆ちゃんのもとで育児についても見てもらえていましたが、今は母親1年生の女性が一人で思い悩むのが実情です。韓国では、産後ケアの段階で、夫婦にたいして育児教育がなされ、育児についてある程度の知識を持って退所されていると思います。費用の面や周りの人の協力なしでは韓国のような施設がそのまま日本で通用するかはわかりませんが、育児について基礎知識をもって育児にのぞむ
ことができる方が間違いなく安心できると思います。

最後ですが、私は釜山は初めてでしたが大変すばらしい所でした。

一緒に行動していただいた現地の方が皆さん親切で普通ツアーでは経験できないような経験をさせていただきました。今度は家族で行ってみたいです。

2016.06.21

「医療的有料老人ホーム」

「医療的有料老人ホーム」がオープンしました。

聞きなれない「医療的有料老人ホーム」とは、どのような老人ホームなのでしょうか。

大きな特徴は、施設内に日中、医師が常駐しています。また、看護師は365日24時間常駐しています。

 

これにより、次のような医療ケアにも24時間対応することができます。

 ・気管切開   ・ターミナルケア   ・喀痰吸引   ・インスリン療法

 ・人工透析   ・人工肛門   ・在宅酸素   ・筋萎縮性側索硬化症(ALS)

 ・心臓ペースメーカー   ・中心静脈栄養(IVH)  ・経管栄養(鼻腔経管)

 ・経管栄養(胃ろう)   ・褥瘡(床ずれ)   ・留置カテーテル(尿バルーン)

 

病院に受入れていただけない、末期がんの方への痛み止め(薬)の投与もおこないます。

また、定期的に精神科医が老人ホームへ往診をして認知症への治療対応をおこなっています。

   

 このように、「医療的有料老人ホーム」では病院や診療所ではなく、老人ホーム内において

診察および治療を受けることができるので、入居者やご家族にご安心していただけます。

また、入居者のご家族の看護や介護の手間、そしてご心配、ご不安が軽減されます。

   

食事は、多くの老人ホームで採用されているクックチルド方式ではなく、

厨房で専任スタッフが調理をおこなっています。管理栄養士が各入居者に合わせた

栄養管理やカロリー、塩分制限を考えた献立を作成しています。また食材の大きさも

入居者の状況に応じて、細かくしたものや、ペースト状にしたものと多様に対応しています。

 

病院のように、MRIやCTなどの医療設備はありませんが、

「医療的有料老人ホーム」とは、入居者全員が医療的ケアの提供を

365日24時間いつでも受けることができる老人ホームです。

   

今年の12月に2棟目が、そして来年の春に3棟目がオープンする予定です。

今後、この新しいビジネスモデルの「医療的有料老人ホーム」に注目です。

2016.06.10

珍客来訪。

 

 ふくろうです。

おととしにも来たのですが、今年も来ました。

もっとも全身白い産毛がのこっていて、まだ子供。

カラスか何かに追われて逃げ込んで来たのでしょうか。

チラッと映っている箱は家庭用エアコンの室外機。

体躯の大きさが判りますか?

遠目から見ても中々かっこいい姿ですねえ。

家で飼うことは法律で禁じられているし、

人間のにおいが移ると親鳥も見離すので、手は出せません。

午前中に見つけて昼過ぎには出て行きました。

夜行性だと思ってましたが昼間も活動しているんですね。

前に来たのも子供で2日ほどいたけど、今度はさっさと出て行きました。

夜中によく鳴声を聞きますが、この子が鳴いているのかな?

我が家の周りはまだまだ自然がいっぱいでそろそろ蛍が飛び交う季節です。

もっとも私は帰りが遅いのでパラパラとしか見られませんが・・・

フクロウに蛍、他にもモグラ、イノシシ、ヘビ等、都会では見られない生き物がたくさん。

孫の代までこの自然が残っていてくれたらと思います。

2016.06.01

朝の出来事

 私は朝、通勤途中で踏み切りをわたります。その日も踏み切りをわたる為に遮断機の前に立っていました。見ると向かい側に3人の親子が居られました。一人は車椅子に乗った高齢の女性、押し手も年配の女性、もう一人は小学生の女の子。遮断機が上り、皆が踏み切りを渡る中、その親子は何か困った様子でした。見ると車椅子がレール横の溝を越えることが出来ないようでした。この踏み切りは人や車が通行する部分はゴムのマットが敷設されておりコンクリートむき出しではないのですが、電車の特性上、レールの横には溝が設けられています。この溝を車椅子では渡れないようでした。私は持っていたかばんを対側へ置き、押し手を代わってもらい前輪を上げながら渡ろうとしましたがハンドルを下へ押すだけでは前輪が上りません。仕方なく、また押し手を代わってもらい、私は前かがみになりながら4本のレールを超えるたびに前輪を持ち上げてようやく渡りきることが出来ました。後でわかったことですが、車椅子にはティッピングバーというものが後輪の内側にあり、ハンドルを下へ押すのと同時にこのティッピングバーを踏むことで前輪が持ち上がる仕組みになっていることを知りました。普段何気なく見ていて車椅子も簡単に扱えるものと思っていましたが、体験して初めてわかりました。

踏み切りを渡る際に、押し手の女性が私の時間を気遣ってくださいましたが、踏み切りに居る時点で電車に乗り遅れることはありませんでしたので安心でした。あと、私が対側に置いたかばんをその小学生の女の子が大事そうにもっていてくれたことがうれしかったですね。レールの溝踏み切りの様子

2016.04.24

PBS-2(CASA・MILA)

 PBS-2 CASA・MILA(PocketBookSketch)

今回の戯漫劇詩は、好きな建物シリーズ【カサ・ミラ】のエレベーションカット・手描スケッチ。 
アントニオ・ガウディの二つのアパートその1-カサ・ミラ。
一般に<ラ・ペドレラ=四角>としてしられるこの建物は、アントニオ・ガウディが設計した最後にして且つ、紛らう事もなく最も重要な住宅となっています。
 
 
外観の波打つ曲線は地中海をイメージして作られ、バルコニーは鉄と言う素材を使いながら、まるで波に漂う海藻の様な、柔らかい造形が生みだされ、ラスキンの使徒ジョン・グレディは「ガウディはバルセロナの町のまっただ中に海を造った」と言葉に託しています。
屋根には船蔵口、屋上には陶板に被われた独特形状の煙突群などから、抽象彫刻美術への志向を読み取る識者もあり、ガルガリョとフリオ・ゴンザレス二人の世界的な彫刻家の作品と共に、バルセロナの現代芸術に対して最も興味深く、真正な寄与となっている事からして見ても、建築超芸術作品として強烈な存在感を世界に発信している事は、言うまでも無く誰もが確信している事だと思います。
1984年、アントニオ・ガウディの作品群の1つとして世界遺産に登録されました。
 
PS:カサ・ミラは、芸術的且つ歴史的な建築物ですが、何よりもまずは人間が使う物だとして考えられた建物で、用途は悪までも共同住宅(アパート)ですから・・・・賃貸契約をして住んでいた人が、うらやましく思ったりもますが・・・・家賃っていったいどれくらいだったんでしょうかねー?
  
by:GAMUTO

2016.04.10

シャンボール茨木大規模修繕工事が進行中です。

    2月に着工した頃は足場の上いると風が吹きさらし、体が凍えていましたが、
    4月になり桜も満開、足場を上り下りしていると汗ばむようになってきました。
                        
    現場の方もようやく仮設足場が全設置完了しました。
  
       
    
    現在、躯体補修工事が進行中で各工区の工事工程を追って
    補修箇所のマーキング検査→各補修工事の検査→完了検査を行っています。
   
    大規模修繕工事は区分所有者さんが積立てこられた大事な修繕積立金を使って
    の工事です。竣工まで気を引き締めしっかり工事監理していきます。
  

2016.03.26

愛ホーム壱番館、シニアライフ高師浜が竣工しました

お知らせ欄でもご報告しておりましたが、
この1月に、2件の老人ホームが竣工しました。
 
◆大阪市に、「愛ホーム壱番館」◆
 大阪市営地下鉄 南巽駅よりほど近くに建つ住宅型有料老人ホームです
 
  正面からの外観は、重厚感のある色使いとシャープなデザインの建物です
  敷地そばを流れる川に向けて食堂を配した計画としています。
  
◆高石市に、「シニアライフ高師浜」◆
 南海高師浜駅からほど近くに建つ老人ホーム(サービス付き高齢者向け住宅老人ホーム)です
 
  シャープな外観と、白を基調とした色使いの建物とし、
  眺望の望める3階に、大きな空間の食堂を設けています
 
 
老人ホームに限らず、建築において設計を行い また、建築に携わるとき、
「建物は建てて終わりではないよ」 とは、よく言われますが
それは、メンテンナンスやアフターサービスのことだけではありません
 
長く、永く、愛され、使われ、使い込まれることが大事だと思うのです。
建物は、使われて、使われ続けて たまには手入れして
はじめて、「建物」なのだと思うのです。
 
建物は、使い続けられないとダメナノデス。
 
 
この上記2物件の建物も、長く使われ続けることと思います。
永く使い続けられる建物が設計できて、よろこびもひとしおです。
ありがとうございました。

2016.02.17

食品工場の新築工事が始まります。

 H27年6月から始まっていた株式会社大市珍味岡山(津山)第2工場新築工事が設計を終え、施工者も決まり、3月より着工の運びとなりました。

これから6ヶ月、8月末竣工目指して進めていく手筈です。

津山市(正確には苫田郡鏡野町)は直接仕事をしたことはないのですが、30数年前、中国縦貫自動車道院庄インターからR179号線を経由して、鳥取県倉吉市の近く東郷温泉にある観光ホテルの改造工事に何期か携わり、よく通ったものです。

当時はあちこちに「苫田ダム建設反対」の看板が建ってましたが、今は完成し、運用されていて、ダム湖は奥津湖と呼ばれていました。

また記憶によると、岡山県と鳥取県では道路の整備状況が違い、岡山県側の道路はよく整備されていて、「これも政治力の差かな?」と思ったものです。

閑話休題、食品工場の設計はH19年の藤本食品新築工事以来ですが、岡山第2工場は少し変わった工場で、冷凍のお弁当、おせち、オードブルなどの製造を主に行います。(ご飯はありません。)
日産10,000食の能力を目標に設備を整え、9月より操業開始の予定です。
冷凍のお弁当などは、最近、新聞やTVででもコマーシャルされていますから、御存知の方も多いのではないでしょうか。
この仕事をするようになり、私も何回か買ってみたのですが、とにかく便利、御飯と一緒に電子レンジでチンすれば、ものの5分もすれば出来上がり、私としては少し物足りないですが、お年寄りや女性、お子さん達には充分でしょう。
またカタログを見ても、介護・医療食などもあってなかなかバラエティーに富んだメニューになってました。

私にとっての大きなメリットは、買い置きができるということ、1ヶ月や2ヶ月程度なら保存が利き、いつでも食べられるということ、これって自分の仕事の関係でいうと老人ホームなどの仕事も多いのですが、設計する時、たいてい厨房を設けます。介護事業者の要望で、介護居室2室程度つぶして設置します。
食事に対して介護事業者の思い入れが強く「あたたかく美味しい食事を提供したい」という思いからです。

ただ、私の携わる施設は30室前後と比較的小規模で、自前で食事を1日3食1年365日毎日提供するのは中々大変なのではないでしょうか。

先日もある介護施設の会長と話をしていて、「今、冷凍食品工場の設計をしています。冷凍弁当は便利ですよ。」というと、「施設の食事提供も大変や。きちんと注文を受けてから作るけど、お年寄りのことやからドタキャンされる場合もあり、かといって食べてない食事代を請求するのも心許ないし・・・」「しかし、冷凍弁当なら保存も利くし後日安心して提供できるのでは?」「冷凍弁当を使うなら、厨房も広いものは不要で、他の施設を充実させたり、介護居室を増したりできますよ。」「それは面白いな」ということで、早速インターネットで調べてらっしゃいました。

食品工場(冷凍食品生産工場)は衛生面で非常に厳しく、マル総(総合衛生管理製造過程)やHACCP(ハサップ)の考え方を導入して、ハード面でも工場の足を引っ張らないように細心の注意を払って設計に当たってきました。

聞くところによると、大腸菌群は0(ゼロ).(製品から1個でも検出されればアウト。)細菌類は100,000以下(通常1,000以下で給食センターなどは10×2乗台)だそうです。

こういった厳しい環境下で製造されるお弁当なら安心して介護施設でも提供できるでしょうね。

工事は3月7日起工式で6ヶ月の間、私も岡山へ通うことになります。これからもしっかり気を引き締め監理を行ってまいります。

大市珍味様に「良い工場ができた」と喜んでいただけるよう、これからもがんばります。

2016.01.25

今後の介護施設における課題について

 社内で高齢者施設に関する勉強会が開催されました。

 

テーマは、「今後の介護施設における入浴問題・重度化対策による安定運営について」

 

高齢化社会が進む日本。2025年頃までには、団塊の世代が後期高齢者(75歳以上)に達する事により、介護・医療費等社会保障費の急増が懸念されています。

 

そんな中、昨年6月に厚生労働省より2025年に向けた介護人材にかかる需給推移(確定値)が   発表されており、

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介護人材の需要見込み(2025年度) : 253.0万人

現状推移シナリオによる介護人材の供給見込み(2025年度) : 215.2万人

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需要と供給に37.7万人ものギャップが生じています。

 

介護労働者を増加させるためには、労働条件等の悩み、不安、不満等を緩和する必要があるのではないでしょうか。

 

()介護労働安定センターが発表している「平成22年度介護労働実態調査」によると、身体的負担が大きい、腰痛や体力に不安があるという回答が多数あげられています。

 

もちろん、これだけが悩みや不安ではないですが、腰痛は適切な介護スペースや設備を設けることで少しは楽になるのではないでしょうか。

 

腰に負担がかかるため適切なスペースを確保する、入居者それぞれに必要な補助に対応できるよう可変性のある設備の導入を提案するなど

 

入居者の安全はもちろん、介護しやすい施設の設計が必要だと考えさせられました。

 

株式会社アミー建築事務所

TEL06-6271-2883

HP:http://www.ammy.co.jp/

2016.01.05

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。旧年中はたいへんお世話になりました。本年も昨年同様よろしくお願い申し上げます。

父(岳父)のはなし

父は今年87歳になります。居合の有段者、そして技術士の資格をもち企業が提案する特許技術に数多く携わってきました。得意分野は化学。
私にしてみれば文武両道を絵に書いたような人です。その父が2年前に脳血栓でたおれ、半年間病院でリハビリの生活をおくりました。倒れた当初は別人のような顔つきになっていたらしいです。
倒れる前は毎日きちんとヒゲを剃っていた父が、入院生活当初は思うように髭が剃れずにいました。私はそんな姿を他の人には見せたくはないだろうなと思い、残っている髭を剃ってあげました。
ところが、電気カミソリを顔にあてたとたんに父の表情がくもるのがわかりました。そのとき私は初めて気がつきました。父は体の自由が利きにくいだけで、頭はハッキリしているということを。
私は父のプライドを傷つけたことを。それ以来、私は普段と変わりなく接するように気をつけました。父は今もリハビリの訓練をつづけています。その父が去年の12月にひとつの試験に挑戦しました。結果発表はまだのようです。その父の気持ちに敬意を表します。
父の入院でお世話になったのが、狭山の「さくら会病院」。父の見舞いに初めて行ったときにこの病院の設備とスタッフの多さに驚きました。機能訓練室は患者が歩き回れるだけの広さの理学療法、作業療法室があり、多くの療法士がマンツーマンで患者を診ておられました。また、言語機能訓練を行う個室が数室あり、ここでも丁寧な訓練がおこなわれていました。仕事柄デイサービスや高齢者施設を見てきましたが、目の当たりにして感動をしました。多少おおげさですが。
写真をのせられないのが残念です。
この新年に高石市で有料老人ホーム「さくらのはな」が竣工します。運営者が直接建物を建築し運営されます。鉄骨造3階建て、部屋はすべて個室、広さは13㎡、室内にはトイレ、収納、洗面設備があります。

運営会社は「介護ステーション さくら」この建物で2棟目になります。1棟目が「さくらの希(木)2棟目が「さくらのはな」。地元に根付いて堅実な運営をされておられます。それを証明するかのように竣工前にして2/3の入居が決まっています。これからも「さくらのはな」をよろしおねがいします。